JA秋田しんせい 秋田しんせい農業協同組合
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稲作栽培暦


米という字は、「八十八」と書きます。昔は、米を実らせるまでに八十八もの手間をかけ、大切に育ててきました。現在では、機械化や農薬等で労力は大きく軽減できるようになりましたが、愛情を込めて育てることにかわりはありません。

1.土づくり

しんせいの米づくりは、まず土づくりをすることから始まります。

1)土づくり(腐植と土づくり肥料)体系

2)耕深の確保

 

2.育苗

 

昔から「苗半作」と言われ、苗の良否でその年の稲の出来具合がわかると言われるほど重要な作業です。

塩水選

塩水に種籾を入れて、ずっしり実のつまった重い種籾を選びます。

浸種

モミの中の発芽に有害な成分を取り除いて、全ての種子に十分水分を吸収させ、発芽を均一にします。

催芽

30℃~32℃で催芽を行います。このとき、芽の長さはハト胸程度(左図)の様にします。

育苗

播種は均一に行います。また、この時期は気温が非常に変動しやすい時期なので、温度管理に気をつけます。また、この時期にいもち病の防除を行なうことで、本田へ移してからのいもち病発生を大きく抑えることができます。
温湯消毒
JAでは、平成23年度より種子消毒を薬剤からお湯で消毒する「温湯消毒」を進め、約90%以上がこのお湯で消毒した種子を使用した栽培となっています。

水稲種子温湯消毒施設

 

水稲の種子を温湯(おんとう)消毒する施設です。

 

温湯種子消毒とは、種籾を一定時間お湯に浸して消毒し、病害を予防する方法です。

 

60度のお湯に種籾を10分間浸すことで、いもち病、ばか苗病等に対し、化学農薬と同等の防除効果が期待できるほか、発芽抑制物質も除去されるので発芽の揃いが良くなります。

 

また、農薬使用成分数の削減、種子消毒剤の廃液による環境負荷軽減が期待できます。

 

 

3.本田準備

耕起(写真上)、代かき(写真中)、田植え(写真下)の順に行われます。

耕起

代かき

田植え

耕深の目標は15cmとし、基肥は品種・土性区分ごとに施用量を決定します。また、土づくりの年数に応じて施用量を減じます。
代かきは、土の表面を平らにし、水の深さを均一にすることで、田植え後、稲がむらなく生長できます。
苗の準備が整ったら、いよいよ田植えが始まります。田植えは、天気の悪い日は避け、温暖な日に行います。また、極端な早植えは乳白粒発生の原因となるので避けます。

4.水管理

一見、ずっと同じように水を張っているような感じがする田んぼも、水を上手に調節することで育成を調整し、低温・高温の被害を減らすことができます。

1.田植え~分げつ期

・分げつを促進させるため、苗が活着(根つくこと)したら、浅水で管理(3~5cm程度)
・冷水かんがい地帯では、水温上昇に努める。(温水チューブなど)
・目標の穂数を確保したら、中干しを行う。期間は7~10日位とし、足跡がつく程度。

イネの花

2.幼穂形成期~出穂期

7月の中旬頃になると、稲の体内で穂のもととなる幼穂が形成・発育されます。
・間断かん水により、根の健全化に努める。
・低温時には深水、高温時にはかけ流しにより管理する。

3.出穂期~落水期

・出穂当初は水を多く必要とする時期なので、10日間位は5~6cmの湛水とする。
・落水は、出穂後30日頃を目途とする。
・高温時には、かけ流しなどにより地温を下げる。

穂肥

減数分裂期(出穂15~12日前・幼穂5~8cm)に施用し、施用量は生育栄養診断に基づき、品種・地力に応じ、最小限にとどめます。この時、量が多かったり、時期が遅すぎたりすると、品質・食味に影響するので注意が必要です。(写真:イネの花)

5.収穫

9月後半になると、稲刈りが始まります。刈り始めるタイミングが早すぎたり、遅すぎたりすると、収量や品質に影響が出ます。刈り取りの適期は、その年の気象条件により大きく変動するので、慎重な判断が必要になります。

6.乾燥・調製作業・保管

乾燥・調製作業

米づくりの最終仕上げが、乾燥・調製の作業です。この時のやり方次第で、米の格付けが大きく変わってきます。
・低温二段乾燥により、水分15%に仕上げる。
・過乾燥による胴割粒の発生防止。
・綿密な水分測定の実施。
・籾温・籾含水分の確認による肌ずれ粒の防止。
・1.90mm(LL)網の使用で、整粒歩合80%以上。
・機械能力に応じた籾すり玄米流量の厳守。

保管

農家から出荷されたお米は、倉庫やカントリーエレベーターで大事に保管されます。(写真上:倉庫 写真下:カントリーエレベーター)

病害虫防除・除草について

田んぼは常に様々な病気や害虫から狙われています。そのため、毎年安定した収穫をあげるためには、確実に防除を行わなければなりません。ただし、使いすぎには注意が必要です。日本の農薬使用基準は世界でも大変厳しく、使用量・回数等が細かく決められています。

主な病気・害虫

いもち病

いもち病は稲を栽培していく中で、最も注意する病気です。低温や多雨、日照不足が続くといもち病の発生しやすい環境となります。いもち病の感染が次第に広がっていくと、収量や品質に大ダメージを与えることとなります。

 

カメムシ

カメムシは、雑草地に生息していますが、稲の出穂期頃から田んぼに移動して、まだ完全に硬くなっていないモミを吸汁します。吸汁された玄米は斑点を生じるので、品質低下の原因になります。カメムシの防除は、薬剤散布だけでなく、適期に草刈りを行うことで、カメムシの増殖・被害を防ぎます。

 

除草

田んぼに草が生えてくると、養分が雑草に奪われてしまい、稲がうまく育つことができません。昔の人は、来る日も来る日も草取りにあけくれました。除草剤を散布することで、雑草を抑え、農家の労力も大きく軽減できます。

 

 

 

 

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