シャインマスカット講習会開催!

 JA秋田しんせいは新たな果樹特産品としてシャインマスカットの生産拡大を目指しています。12月には産地づくりに向け市とJAが連携し、研修用ハウスを整備しました。
 シャインマスカットは、①肥培管理がマニュアル化されている、②作業の効率化・軽労化が図れる、③収穫開始までの時短と高品質・多収が可能、④ハウス栽培により農薬使用が抑えられ差別化が可能―などの理由から選ばれました。
 また、JA独自に農業研修生制度を設け、研修用ハウスでJA独自に2年間の農業研修を行って確実な栽培管理技術の習得・向上を図ります。JA担当者は「制度を活用して意欲ある若手生産者を増やし、地域農業の活性化を図って産地化を目指したい」と意気込みます。
 22日には、2021年最後となる第9回目のシャインマスカット栽培研修会を開催しました。生産者など約30人が参加。
 秋田県由利地域振興局農業振興普及課の佐藤智則副主幹がハウスを使った盛土式根圏制御栽培の方法や苗木の定植方法を実践しながら説明しました。参加者は「ハウス栽培は初期投資がかなりかかるようだが、盛り土の規模や2年目からある程度収穫が見込めることに驚いた。」と話していました。
 研修用ハウスの土地は廃校した石沢中学校のグラウンド跡地を利用しています。