しんせいブランド

土づくり実証米

ひとめぼれ

 適度な粘り気、口当たりの良さが特徴です。当JAの主力品種として、土づくり実証米の中でも人気の高いお米です。

あきたこまち

 味や香りが良く、モチモチとした食感の良さが特徴です。当JAでは最も栽培に適した地域で栽培しています。

つぶぞろい

 粒が大きく、柔らかい食感で食味と風味のバランスが良く、冷めてもおいしい品種です。当JAでは面積を限定し、栽培しています。

おいしい米の、必須条件。

 知っていましたか? おいしいお米=低タンパクという事実。

 おいしい米を証明するものの一つにお米のタンパク質があります。タンパク質はデンプンの熱糊化性や粘りを低下させてしまう働きがあるため、タンパク質含量が高くなると炊飯米の粘りが低下して食味が低下します。

 タンパク質には窒素が含まれるので、肥培管理技術が重要なカギをにぎっています。土づくりを行うと地力が向上し、窒素を減らすことが可能になります。整粒が高く、タンパク値の低いものだけを選りすぐったおいしいお米こそが「土づくり実証米」なのです。

稲作の基本、土をしっかりと考える。

 しんせいのお米がなぜおいしいのか? 答えは土にありました。

 おいしい米をつくるということは粒の大きい米をつくること。

 そのためには太陽の光を稲の体いっぱいに浴びて、しっかりと登熟させることが必要です。太陽の光をたっぷり浴びるには、根、茎、葉が丈夫なものでなくてはなりません。そのためには土台となる”土”をしっかりとしたものにすることが大切です。

 土がしっかりしていると根張りが良くなり活力のある根ができます。そういう根は養分もたっぷりと吸収できるため、上の茎葉をしっかりと支える丈夫な稲を作り上げることができます。

 また、土づくりだけでなく、一般の検査に加え、品質・食味測定を行い、それに合格したものだけを厳選した「こだわり」米を生産するため、日々取り組みを進めています。

商標登録(第4931505号)
平成18年「土づくり実証米」として商標登録(第4931505号)

土づくりの効果その1 団粒化の促進

 当JAでは、毎年土づくりを行うことで、土壌の団粒化を促進させています。土の粒子と粒子のすきま(孔隙)を多くすることで、やわらかい土をつくります。 やわらかい土は水と空気をよく含み、保温性もあるため、根がぐんぐん育つ豊かな土壌となるのです。

団粒構造

土づくりの効果 その2 地力の向上

 当JAでは、堆肥の源である腐植酸(別名 : フミン酸)を多く含む土づくりをすることで、保肥力を向上させています。 腐植酸とは、団粒形成の一環となりうる粒子の集まりで、様々な肥料養分と結びつくことができます。 肥料養分をつかむ「手」を多くすることで、土の保肥力を高めることが可能になります。

地力の向上